診察室便り

 日常診療で感じた事、最近の話題、など、医療だけでなく、いろいろな話題にふれたいと思います。
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2019年8月15日(木)
戦争を知らない子供たち

 暑い日が続きますが、台風10号が大暴れしています。新幹線や飛行機が止まったりして、お盆の帰省ラッシュに影響が出ているようです。

 今年も8月15日がやってきました。終戦の日です。自分が子どもの頃には、戦争体験者であった祖父から戦争の話をよく聞かされました。とても悲惨で、残酷です。話の最後は、決まって「どんな理由があっても、絶対に戦争だけはしてはならない。」でした。

 毎年、8月になると広島と長崎の原爆の日、そして終戦の日とありますので、テレビでは、今年は終戦から~年、という特番が放送されます。でも、なんとなく年々そういう番組が少なくなってきてるように感じます。

 自分が子どもの頃、「戦争を知らない子供たち」というフォークソングが流行りました。~戦争が終わって僕らは生まれた。戦争を知らずに僕らは育った。~というあの曲です。当時は何もわからず、口ずさんでいましたが、いろいろな意味があったんですね。この曲が流行った頃は、ベトナム戦争の真っ最中、学生運動、安保闘争が激しかった頃です。

 今年は、終戦から74年になります。戦争を知らない子供たちも、今や70代です。だんだん戦争経験者から話を聞く機会も少なくなってきました。いつの間にか、政治家でも安易に゛戦争゛という言う言葉を口にする輩が出てきました。困ったもんです。

2019年7月26日(金)
人間 万事塞翁が馬

 しばらくグズついた天気が続いていましたが、やっと夏らしくなってきました。来週からは少し暑くなりそうです。

 この頃、手・足・口病が増えてきましたね。前回(6/27)もお話しましたが、今年の手・足・口病はチョット例年とは異なり、1~2日くらい発熱が先行してから、口周囲、殿部、手首、足首などに発疹が出現するパターンが多いようです。幼稚園、保育園ではかなり流行しているようですので、うがい、手洗いをしっかりとして下さい。

 昨日、高校野球岩手県大会の決勝戦 大船渡VS花巻東が行われました。大船渡高校の佐々木くんが甲子園に行って、全国の強豪校を相手に、バッタ、バッタと三振の山を築く・・・と期待してましたが、残念ながら登板することもなく大船渡高校は敗れてしまいました。

 ところで、決勝戦で登板を回避したことに対して、あちこちからいろいろな意見が寄せられているようです。学校(大船渡高校)には、「何で(佐々木を)投げさせなかったのか」と言う問い合わせが殺到し、職員が対応に苦慮しているとのこと。今日は終業式だったようですが、混乱防止のために、大船渡警察署に要請して学校周辺の巡回を強化したとのこと。

 ウ~ン、選手全員、監督、学校関係者、一丸となっての結果なんだから、現状を素直に受け入れて、今後の佐々木くんの活躍を楽しみにすれば良さそうなもんですが、ネットを見ると、言いたい放題、書きたい放題ですね。

 【人間 万事塞翁が馬】と言うことわざを、聞いたことがありますか?『人生の幸不幸は予測できないものだ。』というたとえ話です。

 昔、中国の北方の塞(とりで)の近くに、老人とその息子が馬を飼って暮らしていました。ある日、その馬が突然逃げ出していなくなってしまいました。周囲の人達は、馬を失った親子を気の毒に思いましたが、老人は、「不幸かどうかは分からんよ。馬がいなくなって、もしかしたら、良いことがあるかもしれない。」と、言いました。

 しばらくして、逃げ出した馬は立派な馬を連れて戻ってきました。すると、今度は、周囲の人達は、馬が一頭増えて良かった。親子は得をしたと話しましたが、老人は、「もしかしたら、これが災いのもとになるかもしれない。」と、言いました。

 すると今度は、息子がこの馬から落ちて足を骨折してしまい、杖を使わないと歩けなくなってしまいました。そこで、また周囲の人達は、足が不自由になった息子に同情しました。しかし、老人は、「足が不自由になったことで、良いことがあるかもしれない。」と、言いました。

 その直後に戦争がおきて、町の健康な若者はみんな戦争にかり出され、ほとんど戦死してしまいましたが、足を折った老人の息子は、兵士になれないため戦争に行かず、命拾いをしました。と、言うお話しです。

 つまり、「人生というのは、何が良いことか、悪いことなのか最後までわからない。」のですよ。決勝で登板しないで甲子園に行けなかった。このことが将来良いことにつながるのか、悪いことにつながるのか?今はわからないのです。周囲で騒ぐのはやめて、そっとしてあげるのが一番良いことと思います。

2019年7月21日(日)
高校野球

 今日は参議院選挙の日です。あまり政治に関わることはありませんが、国民の権利として、かつ義務として、しっかりと一票を投じてきました。

 選挙の帰りに、盛岡八幡宮で開催されている「SUMMERガーデン」に行ってきました。ビール、ワイン、県産品の肉料理がたくさん並んでいました。前もってプレミアムチケット(2.200円分のチケットを2.000円で販売)を購入していきましたが、あっという間に使い切ってしまいました。とても美味しかったけど、なんとなく割高感があったなあ~?

 今日は夏の高校野球岩手県予選で 大船渡VS盛岡四の試合がありましたので、「SUMMERガーデン」には長居をせず、サッサと帰ってテレビ観戦しました。最終回裏に盛岡四が同点に追いついてからは、試合の流れが盛岡四に傾いたような気がしましたが、延長12回に佐々木くんの逆転ツーランホームランが飛び出しました。そのまま、佐々木くんが12回裏をピシャリとおさえて、大船渡が勝ちましたが、いやはや両チームとも勝たせたいと思うような好試合でした。

 しかし、佐々木くんは12回を1人で投げきり、194球投げました。これで明日もまた登板となると、ちょっとキツいです。日程の都合上仕方ないのかもしれませんが、なんとかならないでしょうかね?

 今年は、昨年の大阪桐蔭のような絶対王者は不在のようですから、戦国時代、各県の高校に優勝のチャンスがあるように思います。もし大船渡が甲子園に行ったら、深紅の優勝旗が、はじめて東北に、岩手に?なんて勝手に思ってしまいます。

 今、大リーグエンジェルスで活躍している大谷くんは、甲子園では春1試合しか登板しておらず、夏は県予選で敗れて甲子園に行ってません。もしかしたら、そのおかげで肘や肩を酷使しなくてすんだのが、今の活躍につながっているのかもしれません。(全く、根拠はなく、勝手な思い込みです。)

 明日も佐々木くんは登板するのでしょうか?将来期待されているだけに、あまり無理をしないでほしいです。

2019年6月27日(木)
手・足・口病

 昨日は夏のような天気でしたが、一転して今日からは雨模様が続くようです。いよいよ梅雨ですね。

 今年も手・足・口病の季節がやって来ました。九州~関西~関東と次第に患者数は増えてきているようです。手・足・口病は、口の中、手のひら、足の裏、膝、臀部などに米粒くらいの小さな水疱(水ぶくれ)が出来ますが、痒みや痛みはあまりなく、自然治癒します。口の中に出来る粘膜疹が強いと食欲低下しますが、短期間に回復します。

 手・足・口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスに感染して発症します。これらのウイルスにはたくさんの種類があって、その年々によって若干流行するタイプが異なります。

 今年は1日くらい発熱が先行してから手首や足首にも発疹が見られるような手・足・口病をみます。数年前には水疱が増悪して膝のあたりまで腫れ上がるようなタイプもありました。水疱が強く出現すると、1か月くらいして爪がはがれるようなこともあります。概ね軽症な病気と考えてよいですが、時々重症化する事もあります。

 2015年は、夏~秋にかけて流行しましたが、この年の9月、全国的に喘息発作で入院する子が増加しました。当時はなぜこんなに今年は喘息発作が多いのかな?などと思ったりしました。一方で、各地で急性弛緩性麻痺(身体を動かそうとしても筋肉を働かせることができず、身体が常にダランとしている状態)が見られる子の報告もありました。

 後になってわかったことですが、喘息発作も弛緩性麻痺もいずれもエンテロウイルスD68型(EV-D68)が関与している可能性が示唆されています。分かりやすく言うと、エンテロウイルスD68型の手・足・口病では、感染後に喘息発作や弛緩性麻痺が見られることがあると言うことです。

 今年の手・足・口病では、今のところ重症な子は見られてないようですが、いろんなタイプがありますので、手・足・口病は、軽症といえど、注意も必要です。

 手・足・口病のウイルスは体内から排泄される期間が長いことが特徴です。咽頭からは1~2週間、便からは、3~5週間ウイルスが排泄されます。この様にウイルス排泄期間が長いため、登園(校)停止で感染を予防することは困難です。発疹のでている乳幼児でも、本人の調子が良ければ、登園(校)してよろしいというのが主流な考え方です。

 子どもが罹れば軽症な手・足・口病ですが、学童や大人ではけっこう症状がキツイです。お子さんが罹ったら、タオルや食器は共有しない様にしましょう。

2019年6月11日(火)
高齢者ドライバー

 そろそろ梅雨が近くなってきたようです。この頃はあまり暑くなく、朝夕は涼しいので過ごしやすく感じます。季節の変わり目は気管支喘息のようなアレルギー疾患が悪化することもありますので、健康管理に十分留意して下さい。

 最近、高齢者の交通事故のニュースをよく耳にします。昔はそんなに多くなかったように思いますが、それだけ高齢者ドライバーも増えてきていると言うことでしょうね。2030年には日本人の3人に1人が65歳以上の高齢者という社会が訪れます。

 アクセルとブレーキの踏み間違い、逆走、スピードの出し過ぎ、などなど、大変な社会問題になってきています。一定の年齢になったら運転免許を返納するようにすれば良いという考え方もあるようです。高齢者は増える一方ですから、どの年令に線引きしたらよいのか?難しいですね。それに実際、交通の不便な地域で暮らす人にとっては、車は足みたいなものです。買い物や病院に行く時には必要でしょう。では、どうしたらよいのでしょうか?自分自身が高齢者になったつもりで考えてみました。

 人間は年とともに認知・判断・予測能力は落ちてきます。若い頃に出来たことも年をとるにつれて困難になってくることはいくらでもあります。運転技術もそうです。身体能力の衰えから瞬時の対応が遅れて事故につながることは容易に想像できます。

 事故を未然に防ぐには、運転しなければいいわけですが、どうしても運転が必要なら、年齢相応の運転をすれば良いのではないでしょうか。
 そのためには、「高齢者にあった決まり」、「高齢者にあった車」が必要です。独断と偏見ですが、具体的に、いろいろと考えてみました。

 ①.スピード超過による事故を防ぐために、いくらアクセルを踏み込んでもスピードの上限(例えば50km)を超えない車にする。

 ②.運転可能な地域や時間帯を指定する。不慣れな地域ではとっさの対応が困難ですので、逆走などしてしまうかもしれません。そこで、運転する範囲は日常生活に必要な範囲に限定する。日中だけの運転として夜間は運転しない。高速道路では運転しない。いわば、地域限定、時間帯限定免許が良いと思います。

 ③.AT(オートマ)車はやめてMT(マニュアル)車にする。アクセルとブレーキの踏み間違いは、まず起こらないでしょう。MT車はクラッチがつながらない限り、坂道以外で勝手に動くことはありません。そもそも、AT車はギアチェンジがないので運転が単調になりがちです。MT車だと、上り坂なら少しギアを落とす。とか、悪路や雪道なら低いギアでエンジンブレーキを使って車に急激な負担を加えないようにして運転します。

 こう言う細かい気配りはAT車にはなくMT車だからこそ出来る事です。MT車は両手両足を駆使して運転しなければなりません。スマホ片手に運転などできません。その分しっかり運転に集中して周囲に注意する習慣がつきます。これは高齢者に限らず全てのドライバーに言えることです。

 ④.認知機能検査を毎年、あるいは半年ごとに行って、認知症ドライバーの早期発見に努める。1年に1回は脳のMRI検査を実施する。それによって大脳の萎縮や白質病変などがわかります。これは加齢だけによるものではなく、高血圧などの生活習慣病が原因となることもあります。この様な病変を早期に知ることによって健康管理、生活指導をすれば、健康寿命を延ばし、さらには運転寿命を延ばすことにもなると思います。

 とマァ、費用対効果を考えると難しいかもしれませんが、いくつかは実現できそうです。最近は運転マナーが悪いばかりではなく、高齢者に限らず、運転の下手な人が多いように感じます。あまり酷い運転する人は「スピードの出ない車 限定免許」にしないといけませんね。

2019年5月22日(水)
白い巨塔

 あっと言う間に10連休も終わりました。特にどこかに出かけることもなく、家の大掃除をしました。いろいろな埋没文化財?を発見できて有意義な連休ではありましたが、正直な気持ち、10連休ではなく、2連休が5回あった方が良いように思いましたね。

 季節外れ?のインフルエンザが見られています。先週から仙北小学校では6年生を中心にインフルエンザB型が流行っています。B型はA型と比較すると軽症ではありますが、今週の土曜日は運動会との事。早く終息してほしいですね。

 ガラリと話は変わりますが、テレビ朝日 開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子『白い巨塔』(岡田准一主演)が、いよいよ、今晩から放送されます。

 ところで、『白い巨塔』って知っていますか?「白い巨塔は1963年9月15日号から1965年6月13日号まで、『サンデー毎日』に連載された小説で、浪速大学に勤務する外科医 財前五郎と内科医 里見脩二という対照的な二人の医師を通し、医局制度、権威主義、派閥争い、などの医学界の腐敗を鋭く追及した社会派小説である。山崎豊子作品の中でも特に傑作と名高く、1966年の映画化以来、何度も映像化されている。」と、ネット等などには載ってます。

 テレビでは1978年6月~1979年1月に、田宮二郎主演で、また、2003年10月~2004年3月に、唐沢寿明主演で放送されました。田宮二郎の白い巨塔が昭和の名作なら、唐沢寿明の白い巨塔は平成の名作です。

 ストーリーを簡単にご紹介します。外科医として超一流の腕を持つ浪速大学第一外科助教授(今は准教授と言います)財前五郎は、出世欲も強く、ありとあらゆる手段を使って教授選を勝ち抜きます。そこには大学の内外で多くの人達の思惑が交錯する複雑な人間ドラマが生まれます。

 教授になった財前は、胃癌の患者さんを手術しますが、自信過剰な財前は術前に転移があるのを見落としてしまいます。その結果患者さんは亡くなり、法廷での争いが始まりますが、裁判は財前が勝ちました。

 もともとの白い巨塔はここで終わりで、ここまでが正編です。ところが、これじゃ、あんまりではないか?というか、とにかく反響が大きく、山崎豊子さんも続きを書かざるを得なくなりました。ここからが続編で、今度は患者さんが勝ちます。そして、財前はいつのまにか癌に罹ってしまいます。その癌はもはや手遅れで手術はできず、財前は永遠の眠りにつきます。

 これで何が面白いの?と思うかもしれませんね。金にものを言わせて教授になった悪い医者が誤診して裁判に負けて、癌で亡くなるという勧善懲悪の物語?ではないのですよ。実際に観れば、とても感動しますよ。
 
 私は学生の頃に田宮二郎主演の白い巨塔をテレビで見ました。それからすぐ本でも読みました。とてもインパクトがありました。なんと言っても当時の大学病院はチョー封建的でしたので、この世界で自分は生きていけるのだろうか?なんて思いましたね。今の若い先生達はピンと来ないでしょうね。無理もないか。

 ところで、財前五郎と言う名前はいかにも物欲に固執する様な名前です。実はこの名前のモデルになった先生がいるのです。神前五郎(こうさき ごろう)先生と言って実在の人物で大阪大学医学部第二外科の教授でした。

 聞くところによると、作家の山﨑豊子さんが通院していた病院の主治医だったという事で、お名前をチョットお借りして、この物語にふさわしい財前五郎が生まれたようです。

 私は学生の頃に、この神前五郎教授のご講演を拝聴したことがあります。とても温厚なおじいさんという感じで、テレビの財前のイメージではありませんでしたね。

 白い巨塔は登場人物がとても個性的で、見応えのある俳優さんが出演しており、多くの名場面があります。田宮財前と唐沢財前とを比較すると甲乙付けがたいですが、個人的には田宮財前の方がよりリアルに感じました。でも、田宮財前は、最後に自分の非を認め、悪→善へ戻るイメージで終わります。これにはチョット拍子抜けしました。

 これに対して、唐沢財前の最後のことば「無念だ!」は、いつまでも胸に残りました。これから、教授として大いに飛躍しようという矢先、志半ばで倒れる無念さだけではなく、自分の悪を認めるわけでもなく、上手く表現できませんが、善悪を超えた非情な気持ちと思います。この場面はとても感動的でした。

 田宮財前から約半世紀を経て、岡田財前は、田宮財前や唐沢財前と比較されると思います。5夜連続程度では、少し内容が希薄かも知れませんが、岡田財前が令和の名作となるよう期待します。

2019年5月1日(水)
今日は、令和最初の日

 いよいよ、今日から新しい元号、令和になりました。今日はお祭りムードですね。令和はローマ字綴りだと、reiwaになります。rがhになればheiwa(平和)となります。平和の和は昭和の和。

 先月、新元号をいろいろ考えてみたとき、前の元号と同じ文字、音が似た文字などは使用されないように思いましたが、そうでもなかったですね。和は昭和の和でもありますし、reiwaはheiseiと同じeiの音が入っています。

 昭和~平成~令和と並べてみると、なんとなく1セットに見えます。令和は【令(決まり、教え)を持って和となす】と理解しています。お互いを尊重し、社会の秩序がしっかりと守られる平和な時代になってほしいと願います。

2019年4月30日(火)
今日は、平成最後の日

 いよいよ平成最後の日になりました。今日は何をやっても、平成最後の・・・、明日からは、令和最初の・・・。ですね。

 一昨日は休日当番日、その前日は夜間急患診療所でした。どちらも自分にとっては、平成最後の休日当番日、夜間急患診療所となりました。さすがに10連休の初めとあってかなり混み合いました。インフルエンザは盛岡市内の保育園で少し流行ってる所があるようですし、修学旅行帰りの中学生からA型、B型が出ていました。連休で人の移動が多くなると、インフルエンザだけでなく、麻疹や風疹も心配になります。できるだけ人混みは避けて・・・と言っても、難しいですよね。

 平成30余年で、自分にとって一番の出来事は何かな~?結婚、子どもの誕生、勤務医から開業医になったこと。などなどいろいろありますが、個人的なことはさておき、医療に関して言えば、やはり、新型インフルエンザかな。
 
 新型インフルエンザの流行 いわゆるパンデミックは、10年~40年に1度くらい起きると言われています。過去のパンデミックは、1918~19年のスペインカゼ、1957~58年のアジアカゼ、1968~69年の香港カゼなどがあります。そして、2009年メキシコで(H1N1)2009が発生しました。

 1人の医師が生涯に一度くらいは新型インフルエンザに遭遇することになります。過去のパンデミックを見ると、スペインカゼはかなり重症だったようで、2009年当時は今度もスペインカゼのように重症ではないかと心配していましたが、(H1N1)2009は思いのほか、軽症であったため、あまり大きな混乱はなかったと記憶しています。

 ところが、最近、鳥インフルエンザ(H7N9)の話をよく耳にします。これは、2013 年 3月以降、中国においてみられるようになりましたが、今のところ人から人への持続的感染はなく、日本では発症した人も確認されていません。しかし、この(H7N9)はかなり重症型らしく、ひとたび人から人への感染をするようになると、たちまちパンデミックになるだろうと言われています。現在使用されているインフルエンザの薬は多分効くだろう?と思いますが、実際に流行が起きてみないとわからない事もあります。

 昨シーズン末に発売されて今シーズン最初は爆発的に処方されたゾフルーザは、この新型インフルエンザのために作られた薬かな?とも思いましたが、そうでもないようです。

 2009年に(H1N1)2009を経験した時に、軽症者が多かったのは、(H1N1)2009が弱毒型だったから、この程度で済んだと思いました。そして、次は強毒型インフルエンザのパンデミックが起きるかもしれない。この(H1N1)2009はそれに備えるための神様が人類に与えた予行演習ではないのな?という気もしました。

 私たちは平成で新型インフルエンザ(H1N1)2009を経験し、もしかしたら、令和で新たな新型インフルエンザ(H7N9)を経験するかもしれません。

2019年4月1日(月)
開院記念日

 今日、新元号が発表されました。「令和(れいわ)」、出典は万葉集だそうです。「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ。梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように。」と言う意味だそうです。とても良いですね。

 平成は語尾が流れるので、何となく穏やかなほのぼのとした印象がありました。それと比較すると、少しキリッとした明快な感じがします。令には、法令や律令と言った「決まり」と言う意味もあります。最近は自分勝手な人が多くなったような気がします。しっかりと社会のルールを守ることも新元号は示しているように思います。

 前回のブログで自分もいくつか予想しましたが、そのうちの一つ「礼和(れいわ)」は惜しかったね。半分あたっているし、ひらがな読みだと同じ。でも、「礼和」だと人の名前にもありそうですね。男の子なら「れお」、女の子なら「れいな」なんて読めますもんね。

 本日、4月1日は当院の開院記念日です。平成8年4月1日に開院して23年が経ち、24年目に入りました。開院日も小雪が舞い散る寒い日でしたが、今日は雪が積もって、もっと寒いです。開院以来4月にこれだけの雪を見たのは初めてです。春の嵐ですね。

 あの頃診察していたお子さん達は、お父さんやお母さんになって、2世を連れて受診されています。先日、お母さんから、「私が誰かわかりますか?」なんて言われました。最初はわかりませんでしたが、名前を聞いたら、「あ~、○○ちゃんね」と、すぐ思い出しました。なんとなく覚えているもんですね。月日の経つのは早いです。

 医療の進歩もめざましいですね。毎日同じような診療のように見えますが、日々新しい検査や治療が登場してきます。溶連菌やインフルエンザなどは昔は診断まで数日かかりましたが、今はすぐ判明します。その他にも、アデノウイルス、ノロウイルス、ロタウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、マイコプラズマ、などなど、多くの検査がその場で出来るようになりました。

 とても便利になった反面、少し、検査や薬に頼りすぎていないかな?なんて気もします。インフルエンザシーズンには、発熱してきた殆どの患者さんはインフルエンザの検査を希望してきます。確かに、検査は有用ですが、それだけに頼ってしまっては、病気の本質を見失ってしまいます。

 インフルエンザ流行期に発熱すればインフルエンザの可能性は大きいわけですが、中にはインフルエンザ以外の疾患である事もあります。検査だけに頼ってしまっては、そのような疾患を見逃してしまうこともあります。

 今後も新しい検査、薬がどんどん登場してくるでしょう。「木を見て森を見ず」とならないように、日頃の診療を心がけたいと思っています

 今日は、開院記念日が新元号発表の日と重なりました。今年度は何か良いことがありそうな気がします。今年もお祝いのお花をいただきました。「明日への希望を咲かせるお花」です。心が和みますね。

     
2019年3月21日(木)
新元号

 暖かくなるにつれて、だいぶ、スギ花粉も飛ぶようになってきました。ここ3年ほどは3月下旬~4月上旬にピークを迎えています。今シーズンもおそらくそうでしょう。

 毎年悩まされる花粉症ですので、舌下免疫療法をお勧めする患者さんも多いです。みんな、最初は、「オッ!これは良い。やってみよう。」という方が多いのですが、6月以降に受診される方は少ないです。「喉元過ぎれば熱さを忘れる。」ですね。

 スギの舌下免疫療法を行っている方は、前のシーズンよりも良いとお話されています。現在、スギ花粉症の舌下免疫療法は、ダニと同様に12才未満からでも出来るようになりました(一般的には5才以上)。6月になったら、スギの舌下免疫療法を開始しましょう。

 もうすぐ元号が変わります。新元号は4月1日に発表されるようです。どんな新元号になるのでしょうか?元号にはいろいろ条件があるようですね。国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つもの、読みやすい、書きやすい、わかりやすい、俗用されていない、などなど。さらに、明治(M) 大正(T) 昭和(S) 平成(H)以外の頭文字というのもあるようです。

 そこで、独断と偏見で新元号を予想してみました。「国民の理想としてふさわしいようなよい意味」ですよね。最近、凶悪犯罪、詐欺強盗、汚職、虐待、いじめ、煽り運転、などなど、ろくでもないことが増えてきたような気がします。そういう時代に望む新元号は、やはり、平和で安心できる国家のイメージです。いくつか文字を選んでみました。

 安、平、和、明、道、徳、礼、仁、修、建、栄、永、久、希、望、敬、恵、啓、晴、正、静、清、真、進、学、教、天、開、運、幸、福、光、陽、豊、まだまだ、ありますが、このくらいで考えてみましょう。

 まず、安が一番候補のように思ったのですが、安には、「女性が家にいること」を意味するため、女性の社会進出が活発になっている時代には不向きだとか?それと、現役総理大臣のお名前の一部です。なんとなく、ご本人も気になるのでは?

 次に、平成(heisei)と同じような聞こえ方は避けると思うので、○ei○eiと読む文字はないでしょう。

 以上より、自分の考える新元号は、

1.安を入れれば、安仁(あんじん)、安久(あんきゅう)、安修(あんしゅう)。
2.安を入れなければ、開真(かいしん)、久仁(きゅうじん)、久徳(きゅうとく)、礼和(れいわ)、和徳(わとく)。

 などですが、マア、あたらないでしょうね。もし当たったら拍手喝采です。

2019年3月11日(月)
あの日から8年

 今日、3月11日は東日本大震災が発生した日です。毎年、この日が近づいてくると、震災関連の報道が増えますが、翌日からは激減します。年月が経つにつれて、次第に風化してしまうような心配もあります。

 震災後、3年くらい岩手県医師会が高田診療所を設置しました。私も時々診療応援に行きました。行く度に少しずつではありますが、町並みが整ってきているように感じました。しかし、報道を見ても、まだまだ復興にはほど遠いようです。

 今日のyahooに「- 3.11企画 - いま、わたしができること。 3.11、検索は応援になる。」と載ってました。「3.11」で検索すると1人10円の募金が出来ると言うことでした。これは良いということで、続けて何回も検索しましたが、1人1回のようですね。検索して開くと、「買うは応援になる。」とありました。東北をみると、桃や、牡蠣の販売がありました。これも支援になるならと、喜んで購入することにしました。

 実は昨日、新盛岡バスセンター予定地で開かれている「東北復興支援イベント!!出張カキ小屋 牡蠣奉行」へ行ってきました。テントの中で、炭火で焼いた牡蠣を食べるのですが、他にホタテ、サザエ、イカなど沢山の海産物もありました。
 私は牡蠣が大好物です。鍋、フライ、牡蠣酢など、牡蠣なら何でも良いです。山田・気仙沼で採れた牡蠣を使用とありましたので、家族で行って沢山食べてきました。これも個人で出来るささやかな復興支援ですね。

 3/31まで営業しているそうですので、もう2~3回行く予定です。昨日は患者さんのご家族ともお目にかかりました。「牡蠣は海のミルク」です。みんなでカキ小屋に行きましょう。

 午後2時46分、外来患者さん達と、職員一同、黙祷しました。JR山田線宮古-釜石駅の55.4kmが3月23日に「三陸鉄道リアス線」として8年ぶりに運転を再開する事が決まったそうでうす。

 これで、やっと、久慈市から大船渡市までの163kmが鉄道で再び結ばれることになります。少しずつ、少しずつ、復興が進んでいくことを願っています。

2019年2月11日(月)
何回もインフルエンザに罹った?

 猛威を振るったインフルエンザも、そろそろピークを超えたようです。先週の初め頃から、少しインフルエンザの患者さんが少なくなってきました。とは言え、まだ、1日10人くらいは診てますので、終息にはもう少しかかりそうです。

 今年は、何回もインフルエンザに罹る人がいるという報道がありましたが、今年に限らず1シーズン中に複数回インフルエンザに罹る人はいますね。

 A型もB型も2種類ありますから、理論上、4回罹る可能性はあります。これだけ流行れば、もっと多くの人が複数回罹っても不思議ではありませんが、そんなにいません。

 インフルエンザは、確かに重症な疾患ですが、罹れば皆が重症となるわけではないです。罹っても軽症で済んだり、症状がでない場合(不顕性感染)も多くみられます。

 軽症であれば検査もしませんから、軽症や不顕性感染の場合は、インフルエンザに罹っててもわからないわけです。ですから、報告されているよりも、もっと多くの人達がインフルエンザに複数回罹っているかもしれません。

 毎年、インフルエンザの患者さんを診て感じることですが、元気なのに検査するとインフルエンザ陽性(+)の場合がよくあります。こう言う時、チョット悩みますね。

 抗インフルエンザ薬を使わなくても治りそうとは言え、周囲に感染を広げる可能性はあるわけです。抗インフルエンザ薬は軽症の人には処方する必要なしと、よく言われていますが、感染拡大予防という観点からは、軽症だから、一概に必要なしとも言えません。

 やはり、ケース・バイ・ケースでしょうね。周囲と交わりがなく、自宅内で安静を保てるなら、抗インフルエンザ薬は不要。周囲に感染を広げると影響が大きい職種(医療職)などは、抗インフルエンザ薬は必要かもしれませんね。

2019年2月3日(日)
インフルエンザと解熱剤

 今シーズンのインフルエンザは、近年まれに見る大流行のようです。毎日大勢の患者さんを診ていますが、幸い、今のところ重症者はいません。ニュースでは、脳症、新薬ゾフルーザ、解熱剤が話題に上っています。

 インフルエンザで解熱剤はNG?「解熱剤とインフルエンザの関係」は、もう20年くらい前に一定の見解がでていますので、なぜ、今になって蒸し返されるのか、よくわかりません。当時のお話をザーと、おさらいしますと、

 日常よく使われている解熱剤(熱さましの薬)の中には、インフルエンザ脳炎・脳症を重症化させる場合があるということが、厚生省の研究班によって報告されてました。

 多くの解熱剤は、生体内でシクロオキシゲナーゼという物質の働きを抑えることによって熱を下げます。このシクロオキシゲナーゼという物質は発熱作用の他に、血管の修復作用も持っています。つまり、解熱剤を使用すると熱が下がるだけではなく、脳炎・脳症の時に見られる血管炎も治りにくくなるため脳炎・脳症を重症化させる可能性があるというものです。

 このような作用の強い解熱剤として、ジクロフェナクナトリウム(製品名:ボルタレン、ブレシン等)と、メフェナム酸(製品名:ポンタール)があげられました。

 また、以前より脳炎・脳症を引き起こす可能性が指摘されている解熱剤として、アスピリンがあります(ライ症候群)。この薬は一般的なカゼ薬として良く使用されていますが、欧米ではインフルエンザには使用されていません。

 アスピリン、及び、その類似薬として、PL顆粒、小児用PL顆粒があります。これらの薬もインフルエンザには使わない方が無難です。

 と言うわけで、現在これらの薬が小児に使用されることはありません。

 比較的安全な解熱剤としてよく使われているものは、アセトアミノフェンです(製品名:アルピニー、アンヒバ、カロナール等)。安全性が高い反面、やや解熱効果は劣りますが、外来治療している患者さんなら、これで十分です。

2019年1月21日(月)
インフルエンザ、アッという間に流行期突入

 昨日は大寒でした。一年で最も寒い時期ですね。インフルエンザも流行が始まる頃です。と思っていたら、先週くらいからどんどんインフルエンザの患者さんが増えてきました。昨日は休日当番医でしたが、インフルエンザと診断した患者さん81名でした。まだ学校も始まったばかりなのに、スゴい勢いです。

 今シーズンのインフルエンザは、新しい話題があります。それはインフルエンザの薬が一つ増えたということです。

 昨シーズン終了間際に発売されたインフルエンザの新薬「ゾフルーザ」は、1回内服ですむというので、今シーズンのインフルエンザ治療の中心になるという話をよく耳にします。

 前にも一度 、「インフルエンザの新薬:2018年3月18日(日)」でご紹介したお薬です。今、私たちの手元には、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタ、そして、ゾフルーザと、インフルエンザに効く5つの薬があります。さて、どれを使おう?となりますよね。

 患者さんにどのように薬を選んでもらうか悩みます。例えば、次のような感じかな。

医師:インフルエンザの薬は内服と吸入と注射の3種類あります。どれが良いですか?
患者さん:内服が良いです。
医師:1日1回飲むのと、1日2回5日間飲むのとではどちらが良いですか?
患者さん:1日1回が良いです。
医師:それでは、ゾフルーザにしましょう。

 となりますかね。でも、これではどうも誘導してるように思います。内服と吸入と注射なら、やはり、内服が簡単でしょうし、1日1回飲むのと、1日2回5日間飲むのなら1日1回の方が楽ですよね。となると、みんなゾフルーザ?

 先日観たテレビのワイドショーでは、今シーズンの抗インフルエンザ薬は殆どゾフルーザになるようなことを言ってましたが、チョット軽率じゃね?

 そもそも、日本国内で、まだあまり使用されていないゾフルーザが、これだけ前評判が高くなったのは、おそらく「New England Journal of Medicine」に掲載された論文による影響でしょう。

 この中で、「ゾフルーザの特徴」として、いくつか紹介されていますが、主のものは以下の4つです。

①.熱が下るまでの期間が、薬を飲まない場合と比較して「1日」短くなる(タミフルとほぼ同じ)
②.他人に感染させてしまう期間が、タミフルよりも24時間~48時間短い。
③.ゾフルーザ投与患者の成人の約1割、小児の2割以上において熱が下がるまでの期間に、耐性ウイルスが出現している。
④.1回飲むだけですむ。剤形は錠剤(タミフルは1日2回で5日間)

 それぞれ少し詳しくみていきますと、

①.は、既存の抗インフルエンザ薬とあまり差がありません。ゾフルーザ飲んですぐ解熱するという訳ではないようです。

②.は、ゾフルーザ内服した場合、ウイルスの検出期間は1日です。タミフルは2日ですので、これは評価できますね。周囲の人に感染させる期間が短くなると言うことは、集団での感染に歯止めがかかりますので、流行防止に役立ちます。

③.は、チョット問題あり。耐性ウイルスとは、ウイルスの性質が変わってしまい薬が効かなくなったウイルスのことです。(厳密には、全く効かなくなるというのではなく、効きにくくなるということのようです。)

 ゾフルーザを内服していても解熱しないという患者さんは殆どこれでしょう。その患者さんは、「治癒までの期間とウイルス検出期間が長くなる」ということも報告されています。

 これはおそらく想定外の事象でしょう。成人の約1割、小児の2割以上の確率で症状を悪化させるというのは問題です。さらに、耐性ウイルスは「他人に感染させる期間が長い」とも言われており、ゾフルーザを使用するにあたって、非常に悩まされる問題の一つです。

④.は、その通り、1回ですむならこれほど楽なことはないですが、小さなお子さん達は、錠剤を飲めますかね。ゾフルーザの写真を載せましたので、見て下さい。体重10kg~20kgまでは、10mg 1錠です。大きさは、直径5mmで五円玉の穴の大きさと同じです。近々、顆粒も発売される予定と聞いていますが、今のところは錠剤だけです。

  
 左側が10mg錠剤です。

 キチンと飲めれば良いですが、吐いたらどうしよう?なんて思いませんか?聞くところによると、ゾフルーザ内服前に吐き気止めの薬を処方している医師もいるようです。なんと???吐き気止めなんてのは殆ど中枢性(脳神経系)に作用する薬ばかり、ただでさえ、神経症状の心配なインフルエンザに吐き気止めを処方しますかね?

 ゾフルーザは既存の抗インフルエンザ薬が効かない場合や、新たな新型インフルエンザが登場した場合に処方されるような話もありましたが、普通に処方されています。

 いろいろと、わかったふり?してお話ししたものの、私は、まだゾフルーザを4人しか処方していません。そのうち2人は最初からゾフルーザを希望してきました。

 1人はタミフル内服後1日経って解熱しないため受診、そんなに具合が悪そうでもなく、もう1日待っても良いと思いましたが、保護者がゾフルーザを希望しましたので処方しました。翌日には解熱したようですが、どっちが効いたんでしょうね?

 もう1人は昨日処方しました。前日にかかりつけ医でラピアクタを点滴しても解熱しないため当番医の当院を受診しました。確かに改善の兆しなく、一般状態やや不良でした。ゾフルーザについてご説明し処方しました。今日はかかりつけ医を受診するようにお話ししましたので、解熱したかどうかはわかりませんが、治ってくれると良いですね。

 ゾフルーザはとても有効な薬と思いますが、まだ日本国内での使用症例が少なく、未知の部分が多いです。今のところ、今シーズンは希望者と既存の抗インフルエンザ薬が効かないような場合に限って処方しようかと思っています。今年は悩み多きシーズンになりそうです。

2019年1月1日(火)
あけましておめでとうございます。

 あけましておめでとうございます。年末年始は冷え込みましたが、幸い大雪はなく帰省ラッシュはいつもの年ほどの混雑はないかと思っていましたが、30日に東京駅で東北新幹線の非常ブレーキが故障するトラブルがあり東北・上越・北陸・山形・秋田の各新幹線でおよそ23万人の乗客に影響が出たとのことです。31日は大丈夫だったようです。帰省する人達は大変でしたね。

 今年は、亥年(いどし・いのししどし)です。亥年は十二支の一番最後になります。十二支は植物の一生に例えられることがありますが、それによると、たわわに実った果実が種子となり、そのエネルギーを蓄えて次世代への準備とするという意味の年なんだそうです。

 また、古来より猪の肉は万病予防の効果があると伝えられており、ここから、無病息災の意味が生まれたとも言われています。さらに、猪の猪突猛進な性質から、勇気と冒険の象徴ともされています

 こういうことから、亥年の人は、我が道を進んでいく強い意志をもっており、周囲の人からは「自分の意思をしっかりと伝えてくれる人」と信頼されています。正義感が強く、弱い人がいれば助ける優しい心と、悪にも怯まない強さで周囲からは信頼できるリーダー的存在として頼られます。

 一方、強い意志があるが故に、頑固で厳しく、人の話をきかない、自分の考えを曲げようとしないというような欠点もあり、少し威圧的に見られてしまうことがあるようです。

 ところで、過去の亥年では、けっこう大きな出来事が起きており、「亥年には何かが起きる」と言われています。例えば、1923年 関東大震災、 1971年 十勝沖地震、 1983年 大韓航空機墜落事件、三宅島噴火、 1995年 阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、 などがあります。

 どうも災害や事件がおおいようで、チョット、不気味ですね。地球規模で12年周期に災害がどこかで起こるのではないか?などとも言われています。

 繰り返しになりますが、亥年は、十二支の中でも一番最後の年です。最後とは、終わりという意味もありますが、一つの区切りをつけ、新たな始まりに向けての準備を行う期間でもあります。今年一年が今後の飛躍につながるよう充実した年であってほしいです。