診察室便り

2016年6月26日(日)
日本アレルギー学会

 梅雨になって、少しじめじめした天気が続いています。季節の変わり目は寒暖差も大きく、体調を崩しやすい時期です。

 気管支喘息のようなアレルギー疾患も悪化しがちです。先日始めて当院を受診された喘息のお子さんは、時々発作を起こしているようでしたが、症状が見られたときだけ治療しているようでした。気管支喘息は発作時だけの治療では完治できません。「発作を起こさないように、普段から予防治療を行うことが大切です。」とお話ししましたが、何となく怪訝(けげん)な様子でした。

 喘息に限らず、アレルギー疾患は短期間で治癒するものではないので、けっこう根気がいります。スギ花粉シーズンが終了した6月からスギ花粉症の舌下免疫療法を開始していますが、これは最低でも3年間はかかります。スギ花粉症状のみられない時期にも治療を続けるわけですから、本人の強い意志が必要です。でもその先には【寛解~治癒】が待っています。しっかりと治療を続けられる患者さんたちには精一杯支援していきたいと思っています。

 先週の土・日に『日本アレルギー学会』に出席してきました。この学会は発足当時は参加者も少なかったのですが、今や、大規模学会となり、金・土・日の3日間開催されるようになりました。土曜日は休診しましたので、少なからず患者さん達にはご迷惑をおかけしました。でも、いろいろと勉強することができました。こうして学んだ新しい知識を、日常診療で皆様に提供していきたいと思っています。

2016年6月11日(土)
B型肝炎ワクチン

 先日、北海道で行方不明にになっていた小学2年生の子どもは無事保護されました。一時はどうなることかと心配しましたが、ホッとしましたね。今回の一件については、まだ、あちこちでいろいろと議論(?)されているようですが、“しつけ”について考えさせられる事例でした。

 子どもの頃のしつけは大切ですが、大人になってからも“しつけ直し“が必要な人もいますね。【疑惑の総合商店】なんていわれているどっかの痴爺(知事)は大丈夫なのかしら?「違法ではないが、一部不適切」とは、どういうこっちゃ?このニュースもう聞き飽きたし見飽きた。と、みんなが思ってあきらめてくれるのを待ってるんでしょうね。

 ところで、がらりと話はかわりますが、B型肝炎ワクチンが10月1日から定期接種になります。対象となるのは本年4月1日以降に出世したお子さんたちです。となると、このお子さんたちは生後2ヶ月になったからといってすぐ接種せず、10月まで待って接種したくなりますね。この頃、この件についてよくご相談を受けます。

 なかなか難しい問題ですよ。偶然罹ってしまうということを考えればきりがありません。そのためにワクチン接種するわけですから、2ヶ月になったらすぐ接種するというのが本筋ではあります。とはいえ、10月まで待てば公費負担になりますから待ちたくもなります。

 私論ですので参考程度にとどめて下さい。「10月までにB型肝炎に罹る心配がなければ10月まで待つ。感染の心配があれば10月まで待たずに2ヶ月になったら接種する。」でいいと思います。当たり前といえば当たり前ですね。

 感染の心配があるのは、一つは家族内(同居人)にB型肝炎の人(キャリアも含めて)がいる場合。もう一つは、乳児期早期から保育園のような不特定多数の人がいる環境で生活する場合。このような場合に感染のおそれが生じますので、早期のワクチン接種をお勧めします。

 10年以上前の話ですが保育園での集団感染がありました→保育園におけるB型肝炎集団発生調査報告書(案)。これは極端な場合と思いますが、いつまた同様の事件が起きるかわかりません。B型肝炎ワクチンを10月まで待つか否かについてはかかりつけ医とよくご相談の上、決められるのが良いでしょう。

2016年5月19日(木)
5月でも日焼け?

 今週の日曜日は休日当番医でした。連休も終わり一段落した感じでしたが、まだ、インフルエンザいますね。数名でしたが全員B型でした。重症例はいないもののいつまで続くのやら?

 ところで、この日はじんま疹様の発疹のお子さんをよく見ました。お話を聞いてみると、前日運動会だったり、川辺に遊びに行ったりしていて、日焼けしたようでした。1年で一番紫外線量が多いのは7~8月ですが、健康被害は5~6月の方が目立ちます。多分、まだ体が慣れていないのに、一度に多くの紫外線を浴びるからでしょうね。今週末も運動会が多いようです。朝のうちにしっかり日焼け止めを塗っていきましょう。

2016年5月10日(火)
こどもの日

 連休も終わって、またいつも通りの毎日になりました。連休前は楽しい気分でしたが、終わると同時に何となく疲れが出ますね。

 遠出するような時は連休が便利ですが、週半ばに休日があった方が体を休めて良い時もあります。自分で自由に連休を組み合わせることができれば便利ですが、無理ですね。

 毎年のことですが、総務省統計局では、5月5日の「こどもの日 」にちなんで、平成28年4月1日現在における「こどもの人口」(15才未満人口)を推計しました

 それによると、今年もこどもの人口は減少してます。日本の人口に占める15才未満のこどもの割合は、42年続けて減っていて12.6%だそうです。こどもの人口は前年より15万人減り1605万人です。

 こどもの割合は、1950年には35.4%と総人口の3分の1を超えていましたが、1965年には25.6%と約4分の1、1993年には16.7%と約6分の1に減り続け、今年は前の年より0.1ポイント低い12.6%と約8分の1になりました。

 これは、人口が4000万人以上の国ではドイツ、イタリア、韓国などを下回り最も低い数値です。

 そろそろ将来に備えて日本も移民国家について真剣に議論しなければならないでしょうね。諸外国から来る人達に日本の文化・風習を理解してもらうとともに、その人達の価値観も受け入れていかねばならないでしょう。観光で訪れる外国人の中には日本の常識では考えられないとんでもない連中もいます。まともな外国人だけに来てほしいですよね。そして、いつまでも平和な日本であってほしいものです。

2016年4月29日(金)
熊本地震

 桜の季節も終わり、いよいよゴールデンウイークです。今年は最大10連休とることもできそうですが、あまり休んでばかりいると仕事に復帰するのが億劫になりますね。ほどよく休み、ほどよく働くのがちょうど良いです。

 今年のスギ花粉症は例年より少し花粉の量が少なかったせいか、少し楽でしたね。とはいえ、症状が出ることに変わりなく、今になって「やっと今年も終わった。」とホッとしている人も多いでしょう。

 以前、ご紹介した『舌下免疫療法』について多くの患者さんから問い合わせがあります。ダニはオールシーズンできますが、スギは6月からです。どなたでも実施できますが、小児科医としては受験を控えているお子さんたちに特にお勧めしたいですね。鼻づまりで勉強するのはつらいですよ。ただ、この治療毎日継続しますので、本人の強い意志が必要です。
 
 先日、乳幼児健診にいらっしゃったお母さんは熊本で地震に遭遇したそうです。なんとこの方は5年前の東日本大震災にもあっています。北と南の大地震二つ経験するとは、さぞや大変でしたでしょう。

 病気なら予防接種で予防することもできるのに、いつ起きるかわからない天災には予防方法がないのでしょうか?熊本はまだ混乱しているようです。東日本大震災の時は高田診療所に診療応援に行ったりもしましたが、今回は離れていてなにもお手伝いできません。一刻も早い復旧を祈るばかりです。

2016年4月1日(金)
開院記念日

 本日4月1日は、当院の開院記念日です。20年前の今日開業しました。月日の経つのは早いものですね。開院当初に診ていたお子さん達も成長し、お父さんやお母さんになって赤ちゃんを連れて受診されることもよくあります。みんな大きくなったな~と思いますね。

 20年間診療を続けて、特に自慢できることもないですが、一度も体調を崩して休んだことがないです。学会出張、健診、冠婚葬祭以外では休診したことがないですね。これが自慢かな?人の健康を診るわけですから、自分の健康管理もしっかりできてないといけないです。当たり前といえば当たり前ですね。

 4月を卯月と言うのは、卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」と、十二支の4番目が卯(うさ ぎ)だからという説があるようです。桜の季節で心も弾みまずが、チョット憂鬱なのがスギ花粉症です。

 今年のスギ花粉は「やや少なめ」との予報でしたが、多かろうが少なかろうが、症状が出ることにはかわりありません。自分もスギ花粉症ですのでよくわかります。

 先週の土・日が今のところ今シーズンのピークのようです。土・日に症状が見られた人はまずスギ花粉症と思って間違いなさそうです。既に予想数の2/3くらいは飛散したようですが、これから2週間くらいが本番です。ピークは4月上旬~中旬になりそうですので、ガッチリ治療しましょう。

 今日は開院記念日のお花をたくさんいただきました。心が和みますね。


2016年3月18日(金)
卒業式とインフルエンザ

 だいぶ春めいた季節になってきました。今年は桜が早そうです。今日の地元新聞時事川柳に「少子化の国で足りない保育園」というのがありました。思わず笑ってしまいました。ホントに奇妙な現象ですね。何とかならないもんですかね?

 3月は卒業式シーズンです。悲喜交々の思い出を胸に新しい生活に旅立つ門出です。毎年のことですが、この時期ちょっとインフルエンザが心配です。だいぶ下火になったとはいえ、けっこうまだまだ患者さんいます。
 インフルエンザに罹ると一定期間出席停止になります。学校保健安全法によると、インフルエンザの場合「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼稚園・保育園では3日)を経過するまで」お休みしなければなりません。

 この期間に卒業式があると、残念ながら欠席しなければなりません。ちょっとかわいそうです。マア、1~2日くらい大目に見ては?なんて気もしますが、これやったら大変ですよね。決まりの意味がなくなるし、罹らなくてもいい人も罹ってしまいそうです。

 上記の決まりは学校(幼稚園・保育園含む)に関してのものです。実社会においてはそれぞれの組織・団体で決まりが作られています。大相撲では3日間の休養で良いようです。なぜ、学校が5日間で、大相撲が3日間なのか?これまた、奇妙な現象ですね。卒業式だけは特別というわけにも行かないでしょうが、何とかならないもんですかね?

2016年3月11日(金)
あの日から5年

 今日で東日本大震災からちょうど5年になります。この間、閏年が2回あったため、今年は震災の年と同じ金曜日になりました。午後2時46分、乳児健診の真っ最中でした。今日も同じように乳児健診をしました。2時46分には黙祷しました。

 未だ行方不明の人が2561人もいるとのこと。心が痛みます。高田診療所も今年の3月で閉院されるそうです。何回か診療に行ってきましたが、町並みは少しずつ復興してきているように見えます。とはいえ、まだまだ道半ばです。

 オリンピックの経済効果も期待されていますが、それにより復興が取り残されるような気がしてなりません。アスリートのために立派な施設が必要なことは十分理解できますが、それ以上に被災地が「普通の生活」に復帰できる政策を進めてほしいものです。

 3月は年度末の月です。4月から小学1年生になるお子さんたち、3月末日までに接種しなければならない予防接種覚えていますか?【麻疹・風疹第2期接種】は「5才以上7才未満で、小学校入学前の1年間」に接種します。

 ところで、この文面ちょっと誤解される時があるようです。3月末日までに接種すれば良いのですが、4月1日から入学式の日までも接種できるように思っている方が稀にみられます。4月1日から小学1年生になるわけですから4月1日から入学式の日までは接種期間を過ぎています。くれぐれもお間違えのないよう、3月末日までに【麻疹・風疹第2期接種】を済ませて下さい。

2016年2月22日(月)
タミフル

 少し下火になってきた感じのインフルエンザでしたが、また、増えてきました。昨日は休日当番医でしたが、48名のインフルエンザの患者さんを診ました。

 当院近辺では、本宮~太田方面で少し流行ってきましたが、圧倒的に盛岡市北方面からの患者さんが多かったですね。高松、月ヶ丘、緑が丘、山岸あたりではけっこう流行しているようです。いつもは矢巾、紫波方面からの患者さんも多いのですが、昨日は数名でした。

 インフルエンザの治療薬と言えばタミフルが有名ですが、タミフルは異常行動を誘発するかもしれないとの危惧から2007年以来10代未成年への処方が原則禁じられています。原則というのは絶対と言うことではなく、重症化が危ぶまれる場合は10代にも処方が認められています。

 ところで、このタミフルの使用について少し進展があったようです。2016年1月、厚労省は処方を解禁するかどうか最終的な検討を来年度から始める事になりました。2007年~2016年までの9年分のデータを集計して、タミフルによる異常行動の発生率と他の治療薬による発生率などを比較することによって、タミフルと異常行動の関係に関して一定の結論を出す考えで、10代未成年での使用再開の判断につながる可能性があります。

 まだ少し先のことになりますが、早く結論が出てほしいですね。

2016年2月8日(月)
ジカ熱

 この頃、インフルエンザの患者さんを多く診るようになりました。盛岡市全体でみると、まだ、そんなに大きな流行にはなってないようですが、岩手県内では、宮古、大船渡、県北が警戒地域となっています。今流行っているインフルエンザはA(H1N1)pdm09が多いようです。昨年はA香港型(H3N2)が大流行しました。A香港型(H3N2)と比べると、A(H1N1)pdm09は症状がやや緩やかです。インフルエンザの薬無しでも軽快するお子さんもよくみます。とはいえ、A(H1N1)pdm09は喘息などの呼吸器疾患を持っている場合には、けっこう悪化すろことがありますので、油断禁物ではあります。

 インフルエンザとは全く別の病気ですが。最近、ジカ熱という病気を耳にします。初耳?それもそのはず、これまでに日本国内では3例しか診断されていません。当然、私も知りません。

 昨年11月、ブラジルからジカ熱のせいで小頭症の子が増えているかもしれないという報告がありました。なぜ、小頭症の増加がジカ熱のよるものと考えられているのかというと、一つは小頭症の増加している地域とジカ熱が流行している地域が一致しているという事があります。もう一つは妊娠中にジカ熱を思わせる症状がみられた妊婦2人の羊水からジカウイルスが検出され、胎児が小頭症であることが確認されたという事も、ジカ熱の関与を強く疑わせます。

 小頭症患者の増加を受けてブラジル保健省はジカ熱の流行地域の女性は妊娠を控えてほしいという声明を出しました。妊娠を控えろとは、もうこれは完全に異常事態です。リオのオリンピックは大丈夫かしら?

 国内ではまだ、殆ど認識されてないジカ熱ですが、どのような時にジカ熱を疑えばいいのでしょうか?
 ジカ熱の症状は、発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、皮疹などのようです。マア、風邪みたいですよね。ジカウイルスはフラビウイルス科に属しますが、同じフラビウイルス科には昨年話題になったあのデングウイルスもあります。ジカウイルスもデングウイルスも同じ仲間のようですので、デング熱と同じような症状が見られるようです。ただ、デング熱よりは軽症で発熱も37℃代程度の微熱らしいです。

 ジカ熱には今のところ有効な治療法はありません。ワクチンもありません。発熱や頭痛に対して対症療法を行うしかありません。ヒトスジシマカが媒介するということから、ジカ熱もデング熱みたいに日本国内で流行するかもしれません。

 海外で感染したジカ熱患者が日本国内でヒトスジシマカに吸血されると、国内の蚊がジカウイルスを持つようになり、流行する可能性があります。国内での流行を阻止するためにも、渡航者への防蚊対策を強化する必要があります。

2016年1月24日(日)
そろそろインフルエンザ流行

 1月になって寒くなってきました。今日は全国的に大荒れの天気のようです。先日テレビで冬道の歩き方をみましたが、少し前屈みの姿勢で、膝を曲げて、歩幅は狭く、足の裏全体を地面につくようにして歩くとよいようです。私たちのような北国の人間から見れば自然に身につくことですが、雪に遭遇することがない地方の人たちは案外わからないかもしれませんね。

 昨日の大相撲はちょっと拍子抜けしましたね。琴奨菊の健闘は素晴らしいですが、日馬富士、白鵬ともあまりにもアッサリ負けてしまいました。稀勢の里は強いんだか弱いんだかよくわかりません。10年ぶりの日本出身力士の優勝が話題になっていますが、あまり、国籍にはこだわらない方がよいのでは・・・と思います。日本のアスリートも野球やサッカーなどで海外で活躍しています。生活習慣の異なる異国で第一線で活躍することは大変なことだと思います。相撲界はいろいろしきたりも厳しいようですが、国籍にかかわらず公平に応援したいものです。

 さて、今日の千秋楽はどうでしょうか?最後にもつれて巴戦による優勝決定戦となれば最高に盛り上がりますが、そうなると琴奨菊やや不利か?やはり、自分も日本出身力士の優勝に期待していますね。

 先週からインフルエンザが流行り始めてきました。今年は遅い流行です。毎年流行るインフルエンザですが、十数年に1回くらい全く流行らない年があります。もしかしたら今シーズンはそうかなと思ってましたが、ボチボチ出てきました。今のところ保育園での流行が目立ちます。小学校、中学校はまだのようですが、ボチボチですね。

 殆どA型ですが、B型もみます。A型は香港型(H3N2)とA(H1N1)pdm09(2009年に発生した新型)の二つが流行ってますが、直近の5週間ではA(H1N1)pdm09が多いです。B型はビクトリア系統と山形系統が同じくらいみられているようです。今シーズンのワクチンはB型が二つはいっていますから予想通りというところでしょうか。

 昨シーズンは、A香港型が大流行しましたので、昨年かかった人は今年はA香港型には罹りにくいと思いますが、A(H1N1)pdm09は昨シーズンはあまり流行らなかったので、今シーズンは要注意です。昨年罹ったからといって油断できませんよ。

2016年1月1日(金)
あけまして おめでとうございます

 あけましておめでとうございます。年末は少し冷え込んだ日もありましたが、年の初めは穏やかな天気のようです。今朝は6時半に起きて八幡宮に初詣に行ってきました。けっこう人も出ていましたね。あまり寒くなくて良かったです。

 今年は申年ですね。猿ではなく申なんだそうです。十干と十二支を組み合わせて干支(えと)ができるわけですが、今年の干支は丙申(ひのえさる)です。どういう年かというと、「時代の分岐点となる年」とか、「今までの努力が報われる年」とか、いろいろあるようですが、単純に「悪いことが去る」「病が去る」でいいですね。

 昨年暮れにダニ抗原を用いた舌下免疫療法が保険適応になりました。スギ花粉に次いで二つ目の舌下免疫療法です。当院では従来HDの皮下注射によるアレルゲン免疫療法(減感作療法)を行ってきましたが、HDではやや弱く十分な効果が見られませんでした。HDの主成分であるダニを用いた「ダニ舌下免疫療法」は期待できそうです。ただ、残念ながら適応年令が12才以上ですので、対象者は限られてしまいます。

 12才以上で薬物療法だけでは症状の改善が見られない場合、試みたい治療法です。ただいま準備中です。昨年は外来食物負荷試験を実施しました。今年はダニ舌下免疫療法も行っていきたいと思っております。日進月歩の医学に追いつき追い越す気持ちで今年も頑張っていきます。