本格的に寒くなってきましたね。今シーズンは全国的にインフルエンザの流行が早いようです。今のところインフルエンザの患者さんを診ない日はないですが、とても流行と言えるほどでの患者数ではありません。これから師走にかけて、あちこちでチラリホラリと患者さんが出てきそうです。
先日テレビのニュースで観ましたが、とある地方のマンションでは「あいさつをしないこと」が決まったそうです。よく意味がわかりませんでしたが、今の世の中大変物騒ですので、親は知らない人にはあいさつをしないように、また、声をかけられても返事をしないように言い聞かせています。ごもっともです。
大人は同じマンションに住んでいる子ならだいたいわかりますから、親しみを込めて声をかけることが多いのでしょうが、子どもからは知らない人にみえる場合が多いのでしょう。そこで大人にあいさつをかえさない。確かに声をかけても返事が返ってこないのは気分が悪いものです。ならば、いっそのこと、「あいさつをしないこと」に決まったようです。
とても殺伐とした世の中になったものだな~と思いましたが、やむを得ないような気もします。私は2才児や3才児の健診では、「知っている人に会ったら、自分からあいさつをしましょう」とお話ししています。人と人とのコミュニケーションにおいて、お互いにあいさつを交わすことは基本中の基本と思っていますが、時代の情勢にあわせてちょっと修正も必要ですね。これからは、「知っている人にはあいさつをしましょう」それに、「知らない人は無視しましょう」を付け加えるようにします。
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