望ましい接種時期→受けられる時期が来たら、すぐ受けましょう。

 上の表の期間は、病気にかかりやすい時期を考慮して、定められた期間(標準的な接種期間)です。期間内ならいつでも受けられると考えないで、時期が来たらすぐ接種するようにしましょう。


 定期接種と任意接種

 予防接種には、国や自治体が「受けるように努めなければならない」と勧める定期接種と、「接種者の希望」により受ける任意接種があります。定期接種は公費負担でお金がかかりませんが、任意接種は、自己負担金が生じます。

 定期接種は受けても任意接種は受けないお子さんも多く見られます。しかし、任意接種の対象となっている病気でも重症な疾患は多くありますので、任意接種のワクチンも是非接種されるようお勧めします。
 
 ちなみに米国では、ロタウイルス、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)、インフルエンザ、A型肝炎のワクチンも定期接種に組み込まれています。また、子宮頸がん予防以外のワクチンは接種していないと、保育園、学校に入園(学)できない場合もあります。
 
 最近、やっと日本でも多くのワクチンが定期接種に組み込まれる動きが見られるようになってきました。近い将来、定期接種されるワクチンが、さらに増えるものと思われます。


 異なった種類のワクチンを接種する場合の間隔

 予防接種で使うワクチンには、生ワクチン不活化ワクチンがあり、異なった種類のワクチンを接種する場合には間隔を守ることが必要です。

・生ワクチン:生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたもの。→ BCG、麻疹・風疹、水痘、流行性耳下腺炎、ロタウイルスワクチン。

・不活化ワクチン:細菌やウイルスを殺し免疫を作るのに必要な成分を取り出し、毒性をなくしたもの。→ ヒブ、肺炎球菌、四種(二種)混合、B型肝炎、日本脳炎、インフルエンザ、子宮頸がん予防ワクチン。

 生ワクチンを接種した日から、次の接種を行う日までの間隔は、4週間後(27日以上置く)

生ワクチン 4週間後
(27日以上置いてから)
生ワクチン
または、
   不活化ワクチン
BCG、麻疹・風疹、
水痘、流行性耳下腺炎、
ロタウイルスワクチン

 不活化ワクチンを接種した日から、次の接種を行う日までの間隔は、1週間後(6日以上置く)

不活化ワクチン 1週間後
(6日以上置いてから)
生ワクチン
または、
   不活化ワクチン
ヒブ、肺炎球菌、四種(二種)混合、
B型肝炎、日本脳炎、
インフルエンザ、子宮頸がん予防ワクチン

注:生ワクチン(例えば、BCG)と不活化ワクチン(例えば、四種混合)を受ける場合、不活化ワクチン(四種混合)を先に受ければ、1週間後に生ワクチン(BCG)が受けられます。しかし、生ワクチン(BCG)を先に受けると、4週間後までは不活化ワクチン(四種混合)を接種できないことになり、両方の免疫を獲得するまでに時間がかかります。従って、不活化ワクチンを先に接種した方が予定を立てやすくなります。


 効率の良い予防接種の予定をたてましょう。

 以前は、「ワクチン後進国」などと揶揄されていた我が国ですが、最近はだいぶ先進国並みにワクチンが接種されるようになってきました。接種するワクチンには、たくさん種類があります。効率よく接種するように予定を立てましょう。
 
 1才前と1才過ぎに分けてみればわかりやすいと思いますが、よくわからない時はご相談下さい。ご希望にそったワクチンスケジュールを組んでさし上げます。


 1才前の予防接種

通常の予防接種は、生後2ヶ月から開始します。 

 ワクチンデビューは、生後2ヶ月の誕生日 

生後2ヶ月の誕生日に当たる前日から開始できます。この日は8週令後半になります。

 ・生後6週から接種できるワクチンは、ロタウイルスワクチン(任意接種:全額自己負担))です。 
  ※ 生後6週で接種した場合、他のワクチンが4週間接種できなくなりますので、後述するヒブワクチン肺炎球菌ワクチンを先に接種して1週間後に接種するか、あるいは同時接種で行います。
 ・生後2ヶ月から接種できる予防接種は、ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチン(定期接種:公費負担)の3つです。
 ・生後3ヶ月から接種できる予防接種は、四種混合ワクチン(定期接種:公費負担)です。
 ・結核予防のBCG(定期接種:公費負担)は、生後1才までの間に接種します。望ましい接種期間は、生後5ヶ月〜8ヶ月未満です。現在の日本では、乳児の結核はあまり見らなくなったので、急ぎません。
 
 6つもありますので、病気の流行状況も考慮して、効率よく“重症な病気を予防するワクチン”から、優先的に接種します。


 ・細菌性髄膜炎は、命に関わる重症な病気です。ヒブワクチンと、肺炎球菌ワクチンを接種することによって予防できます。2ヶ月になったら、すぐ接種しましょう。

 ・B型肝炎は、B型肝炎ウイルスに感染して発症します。B型肝炎にかかると、急性期には、劇症肝炎といって命に関わる重篤な病気を引き起こすこともあります。また、慢性期には、肝硬変から肝臓がんになることもあります。B型肝炎ワクチンは、劇症肝炎や肝臓がんから身を守ってくれます。B型肝炎は集団生活の場で、知らない間(例えば、保育園でのいろいろな行為:噛みつき、尿、便、唾液、涙など)でも罹ることがあります。2ヶ月になったら、すぐ接種しましょう。

 ・ロタウイルスワクチンは、乳幼児をロタウイルス胃腸炎から守ってくれる大変有意義なワクチンです。乳児期早期から保育園に入所している赤ちゃんが、ロタウイルス胃腸炎に罹患すれば、多くの場合、嘔吐〜下痢から高度の脱水症状をきたし、点滴〜入院となります。そのため、乳児期早期のうちに早めに接種を終わらせることが大切です。2ヶ月になったら、すぐ接種しましょう。

 ロタウイルスワクチンを接種していれば、ロタウイルス胃腸炎に感染した時、重症化せず、点滴や入院をしなくてもすみます。ロタウイルスワクチンは、「赤ちゃんと保護者の負担軽減と医療費の削減効果」が目的のワクチンです。

 ロタウイルスワクチンは、飲むワクチンです。ロタリックスとロタテックの2種類あります。ロタリックスは、2回接種。ロタテックは、3回接種します。ただし、初回接種は生後14週6日(生後104日)までに行うことが推奨されています。早ければ早いほどよいです。全額自己負担(ロタリックス:1万5千円x2=3万円、ロタテック:1万円x3=3万円)ですが、接種することをお勧めします。

 ・赤ちゃんが百日咳に罹ると、肺炎や脳症を併発して危篤状態になることがあります。四種混合ワクチンは、百日咳から赤ちゃんを守ってくれるワクチンです。3ヶ月になったら、すぐ接種しましょう。


 細菌性髄膜炎について

 乳幼児の命を脅かす細菌性髄膜炎という恐ろしい病気があります。体の中でもっとも大切な脳や脊髄を包んでいる膜を髄膜と言います。この髄膜に細菌が侵入して、発熱、嘔吐、頭痛、けいれんなどの症状を起こす病気が、髄膜炎です。進行すると意識障害から命に関わる重症な病気です。
 
 この原因となる細菌がヒブと肺炎球菌で、この二つの菌から命を守るワクチンヒブワクチンと、肺炎球菌ワクチンです。二つあわせて、髄膜炎セットのワクチンと覚えて下さい。


 では、生後2ヶ月なったら最初にする予防接種は?

 以上より、ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチン四種混合ワクチンを、優先して予定を立てます。ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチンは生後2ヶ月から、四種混合ワクチンは3ヶ月から接種できますので、まず、ヒブワクチン肺炎球菌ワクチンB型肝炎ワクチン、次に、四種混合ワクチンの順番で接種します。その中に、ロタウイルスワクチン、BCGを組み込んで予定を立てます。


 ワクチンの同時接種

 近年、日本のワクチンの種類は増えてきており、大変喜ばしい状況ですが、接種回数も多くなるため、当然受診回数も増えます。1本ずつ接種する単独接種でも良いことにかわりはありませんが、生後2ヶ月から約半年間に13〜16回も受診しなければなりません。

 ワクチンの同時接種は諸外国では普通に行われており、日本でも一般的になってきました。同時接種によって副反応が増えるなどということはありません。

 同時接種の利点は複数のワクチンを同時に接種することにより、短期間に完了できる。早めに免疫ができる。接種率の向上。何回も受診しなくも良い(保護者の経済的、時間的負担が軽減する)。ことです。

 以下に、【1才未満で接種する ワクチンスケジュール】を、(1).ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・四種混合・BCG(全額公費負担ワクチン)と、(2).ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・四種混合・BCGの2プラン作ってみましたので、参考にして下さい。


1才未満で接種する ワクチンスケジュール


(1).ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・四種混合・BCG の場合

・週令の数え方:例えば、2013年1月1日に生まれたお子さんは、この日が民法では出生第1日になりますが、ワクチンを接種する場合には出生第0日とします。同様に生年月日+6日後までを0週令とします。つまり、1月1日生まれなら1月7日までが0週令です。1月8日から14日までが1週令になります。

・ヒブ、肺炎球菌ワクチンは、生後2ヶ月の誕生日に当たる前日から開始できます。この日は8週令後半になります。

(T).注射3〜4本 同時接種の場合(5回受診)
 B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                       
ヒブ @       A       B        
 肺炎球菌 @       A       B        
 B型肝炎 @       A               B
 四種混合         @       A     B  
BCG                       B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


(U).注射2〜3本 同時接種の場合(6回受診)
 B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                       
 ヒブ  @       A        B        
 肺炎球菌  @       A        B        
 B型肝炎  @         A             B
 四種混合           @      A     B  
BCG                       B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


(V).注射2本 同時接種の場合(8回受診)
B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                         
 ヒブ  @       A        B          
 肺炎球菌  @       A        B          
 B型肝炎   @       A               B
 四種混合           @       A     B  
BCG                         B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


(2).ヒブ・肺炎球菌・B型肝炎・ロタウイルス・四種混合・BCGの場合

(1).ワクチン接種開始週令(開始日)と接種最終日

6週令 :ロタワクチン(ロタリックス・ロタテック)開始週令(6週令から→生まれてから42日後から、ロタワクチン1回目が接種できます。)
 注:ロタワクチンを接種すれば、その後4週間は他のワクチンの接種ができません。全てのワクチンを単独接種で行う場合は、6週令になったらすぐ開始しないと間に合いませんが、他のワクチンと同時接種するなら、8週令まで待って、ヒブや肺炎球菌ワクチンなどと同時接種した方が効率よく受けることができます。

8週令:ヒブ、肺炎球菌ワクチン開始週令(8週令の後半から出来ます。月令では生後2ヶ月の誕生日に当たる前日、つまり、3月3日生まれなら5月2日から接種できます。)
 同様に、四種混合ワクチンは、月令では生後3ヶ月の誕生日に当たる前日、つまり、3月3日生まれなら、6月2日から接種できます。

14週令:ロタワクチン(ロタリックス・ロタテック)開始最終週令(14週令までに→生まれてから104日後までに、ロタワクチン1回目を接種しなければなりません。)

24週令:ロタリックス終了最終週令(24週令までに→生まれてから168日後までに、ロタリックス2回目を完了しなければなりません。)

32週令:ロタテック終了最終週令(32週令までに→生まれてから224日後までに、ロタテック3回目を完了しなければなりません。)

(2).ワクチン接種間隔

・四種混合ワクチンは、3〜8週間間隔で3回接種します。
・ヒブ、肺炎球菌ワクチンは、4〜8週間間隔で3回接種します。
・不活化ワクチン(四種混合、ヒブ、肺炎球菌)接種後は1週間あけます。
・生ワクチン(ロタウイルス、BCG)接種後は4週間あけます。

(T).注射3〜4本 同時接種の場合(5回受診)
(R3)は、ロタテックのみ。 B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                         
ヒブ @       A       B          
 肺炎球菌 @       A       B          
 B型肝炎 @       A                 B
 四種混合         @       A       B  
 ロタウイルス  R1       R2       (R3)          
BCG                         B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


(U).注射2〜3本 同時接種の場合(6回受診)
(R3)は、ロタテックのみ。 B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                           
 ヒブ  @       A          B          
 肺炎球菌  @       A          B          
B型肝炎  @         A                 B
 四種混合           @        A       B  
 ロタウイルス   R1          R2        (R3)          
BCG                           B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


(V).注射2本 同時接種の場合(8回受診)
(R3)は、ロタテックのみ。 B型肝炎Bは、@から140日以後。

  生後
2ヶ月
                               
 ヒブ  @         A          B            
 肺炎球菌  @         A          B            
 B型肝炎    @         A                   B
 四種混合             @         A       B  
 ロタウイルス    R1          R2         (R3)          
BCG                               B  
インフルエンザ 生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


 1才になったら、すぐ、接種するワクチン

 1才になりましたら、すぐ、麻疹・風疹ワクチンを受けましょう。麻疹は命に関わる病気ですが、何も特効薬はありません。罹ってしまえば大変です。また、妊娠初期に妊婦さんが風疹にかかると生まれてくる赤ちゃんに障害が見られることがあります。先天性風疹症候群といいますが、妊娠週数が早いほど、障害の率が高く、症状も重なります。白内障は妊娠の2ヶ月まで、心臓の異常は3ヶ月まで、難聴は5ヶ月までの感染でおこるとされています。これらの障害は、あらかじめワクチンを接種していれば、防ぐことができますので、生まれてくる赤ちゃんのためにもワクチンは大切です。

 従来、麻疹・風疹ワクチンは1回接種すると終生免疫(一生続く免疫)が得られると考えられていました。ところが、ワクチン接種しても麻疹、風疹にかかる人がみられます。原因の一つは、ワクチン1回接種では、わずかではありますが、十分な免疫ができないことがあるためです。もう一つの原因は、接種後、年数が経過するにつれて、免疫が弱まるためです。そのため、麻疹・風疹ワクチンは小学校入学前に2回目接種を行っています。

 水痘ワクチンも、1才になったら、すぐ、麻疹・風疹ワクチンと同時接種されれば良いです。流行性耳下腺炎ワクチンは、麻疹・風疹ワクチン、水痘ワクチンと同時、または麻疹・風疹ワクチン、水痘ワクチン接種4週間後に行います。保育園や、幼稚園でかかりますから、集団生活に入る前がよいと思います。最近は1才前後からでも保育園入所する乳児も多いため、早めに流行性耳下腺炎ワクチンを接種すればよいと思います。

 水痘ワクチンは定期接種ですが、流行性耳下腺炎ワクチンは任意接種(全額自費)です。子どもの頃に軽く罹ればよいとは言うものの、大人になってから、罹ると重症化し入院することもよくあります。また、軽く罹る保証などないわけですから、できる限り接種した方がよいと思います。

 あまり知られていないことですが、流行性耳下腺炎に罹ると、高い音が聞こえにくくなることがあります。感音声難聴といいます。通常の会話には支障がないため、気がつかれずに経過して、たまたま就学時健診で見つかるということがよくあります。就学時健診で見つかる感音声難聴の多くは流行性耳下腺炎の後遺症(ムンプス難聴)ともいわれています。

 また、妊婦さんが水痘に罹ると先天性水痘症候群といって、赤ちゃんに障害が見られることがあります。水痘ワクチン、流行性耳下腺炎ワクチンは、是非、接種して下さい。

 水痘ワクチン、流行性耳下腺炎ワクチンも、麻疹・風疹ワクチン同様、年数が経過するにつれて、免疫が低下してきますので、2回目接種した方がよいです。水痘ワクチンの2回目接種時期は、生後18ヶ月〜2才未満(初回接種後6〜12ヶ月後)が、また、流行性耳下腺炎ワクチンの2回目接種時期は、5〜6才頃(麻疹・風疹ワクチン2回目と同じ頃)が、望ましいとされています。


 1才過ぎて、少し経ったら接種するワクチン

 乳児期に接種したヒブ、肺炎球菌、四種混合の追加接種の時期が来ます。四種混合は最終接種から1年〜1年6ヶ月後、ヒブは7〜13ヶ月後、肺炎球菌は最終接種から60日以上おいて1才過ぎたら、追加接種期間です。当院では、1才健診時に麻疹・風疹ワクチン第1期と水痘ワクチン1回目を同時接種し、4週間後にヒブワクチ追加ンと肺炎球菌ワクチン追加を同時接種しています。また、1才6ヶ月健診時に水痘ワクチン追加と四種混合ワクチン追加を同時接種しています。


 2才過ぎ〜小学校入学前のワクチン

 日本脳炎ワクチンは、生後6ヶ月からでも接種できますが、通常は3才以後に接種します。最初の年に第1期初回接種(1回目、2回目)し、翌年第1期追加接種(3回目)し、9才以後に第2期接種(4回目)します。日本脳炎は夏に発生しますので、夏になる前に接種するようお勧めします。

 麻疹・風疹ワクチン2回目接種は、「5才以上7才未満で小学校入学前1年間」の時期です。1回目接種で出来た免疫も少し下がってくる頃ですので、忘れずに接種しましょう。流行性耳下腺炎ワクチンの2回目と同時接種されると良いです。


 1才以後の予防接種予定:乳幼児健診を活用しましょう。

 1才以後の予防接種については、接種時期が健診と同じ時期にあたるものも多く、乳幼児健診と同時に行うことができます。

☆1才児健診では、「麻疹・風疹第1期+水痘1回目」を接種します。 
 麻疹はとても重症な病気です。1才になったら、すぐ行います。

☆1才6ヶ月児健診では、「水痘追加+四種混合追加」を接種します。 
 標準的接種期間は、水痘追加は初回から6ヶ月〜1年後、4種混合追加は、T期初回3回目から1年〜1年6ヶ月後ですが、水痘追加は3ヶ月、四種混合追加は6ヶ月経てば接種できます。

☆3才児健診では、「日本脳炎 第T期初回1回目」を接種します。


上記の健診時に、該当する予防接種券を持参して下さい。

◆1才児健診は、健診の時間帯(火・金:要予約)に、受診して下さい。

◆1才6ヶ月児健診、3才児健診は、一般診療の時間帯(予約不要ですが、一般診療も受けられる場合は、要予約)に、受診して下さい。


★ 注意
 予防接種の時間帯(水・木)には乳幼児健診や一般診療は行っておりませんので、お間違えのないようにご注意下さい。


 小学校入学以後のワクチン

 日本脳炎第2期接種(4回目)が、9才以後(標準接種年令:9〜12才)にあります。

 二種混合ワクチン(破傷風・ジフテリア)が、小学校6年生であります。

 B型肝炎ワクチンは、10〜20年前後で免疫が低下する場合があります。その場合、10〜15歳頃に追加接種が必要とされています。
(※B型肝炎ワクチンは、まだ、あまり乳幼児期に接種されていませんので、長期にわたる免疫の確保について検討がなされていません。現時点では3回接種で十分と思います。追加接種の必要性については、将来結論が出ると思います。)

 子宮頸がん予防ワクチンは、小学校6年生〜高校1年生(女子)が対象年令ですが、現在、接種しておりません。


1才過ぎで接種する ワクチンスケジュール

(定・公):定期接種・公費負担     (任・自):任意接種・全額自己負担)

  1才 2才 3才 4才 5才 6才 7才 8才 9才 小学校6年生 小学校6年生

高校1年生
B型肝炎(定・公)                      (追加)
ヒブ(定・公) 追加                    
肺炎球菌(定・公) 追加                    
四種混合(定・公) 追加                 追加(二種混合)  
麻疹・風疹(定・公) @          A            
水痘(定・公) @  A                    
流行性耳下腺炎(任・自) @       A            
日本脳炎(定・公)     @ A B         C(標準接種年令:9〜12才)
子宮頸がん予防(定・公)                       女子のみ3回接種
インフルエンザ(任・自)  生後6ヶ月以後、10月〜12月にかけて2回接種


 VPD〜知っていますか?→ワクチンで防げる病気をVPDと言います

 「ワクチンで防げる病気」の事をVPDと言います。VPDとは、Vaccine Preventable Diseasesの略です。

・Vaccine(ヴァクシーン)→ワクチン
・Preventable(プリベンタブル)→防ぐ事ができる
・Diseases(ディスイーズ)→病気

 医学が進歩した現在でも、はっきりした治療法がなかったり、重い後遺症を残すような病気がまだまだあります。そんななかで、ワクチンで予防できる病気は決して多くはありませんが、ワクチンで防げると言うことはとても幸運なことと思います。VPDのサイトはワクチンについて、とてもわかりやすく解説されていますので、是非ご一読下さい。