ヒブ・肺炎球菌ワクチン接種要項


Hib・肺炎球菌ワクチン接種時間帯追加のお知らせ

 Hib・肺炎球菌ワクチンを接種するお子さんは、最近増えています。そのため、(水)・(木)の予防接種の時間帯が大変混み合っていますので、一般診療の時間帯でも予防接種を行うようにしています。

【1】.接種時間帯
 一般診療の時間帯でも予防接種を行っていますが、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは、できるだけ予防接種の時間帯をご利用下さい。

 一般診療の時間帯に予防接種をする場合は、下記の時間を厳守して下さい。
・午前は10時30分まで (土曜日は11時30分まで)
・午後は4時30分まで


【2】.同時接種
 Hib・肺炎球菌ワクチン、及び、他のワクチンとの同時接種については、問題はなく、早く免疫を獲得する意味でも同時接種を基本にしていますが、1回ごとの接種でもよろしいです。接種時に申し出て下さい。

【3】.ポリオとの優先順位
 ポリオワクチンの接種時期と重なった場合には、より重症な病気を予防するHib・肺炎球菌ワクチンを優先的に接種した方がよいです。


(1).ワクチンの種類と対象者


@.子宮頸がん予防ワクチン:中学1年から高校1年相当の女性
※ 高校2年生相当の女性(1994年4月2日〜1995年4月1日生まれ)は、2011年9月30日までの間に1回目の接種を受ければ,2012年3月31日まで残りの接種を無料で受けることができます。

A.Hib・肺炎球菌ワクチン生後2カ月以上 5歳未満 (5歳の誕生日の前々日まで)


(2).接種時間:

・(水)、(木)の 予防接種の時間帯:午後1時30分〜2時30分
・(月)〜(土)一般診療の時間帯:
★ 午前は10時30分まで (土曜日は11時30分まで)
★ 午後は4時30分まで


(3).持ち物:母子健康手帳、健康保険証など住所、年齢が確認できるもの


(4).接種券:当院に用意してあります

 待ちに待った無償化がやっと実現されました →ウエブ盛岡。大変喜ばしいことです。今後Hib・肺炎球菌ワクチンに関しては、殆どの赤ちゃんが接種されるようになると思います。それに伴い一人あたりの接種するワクチンの回数が増えますので、効率のよいワクチン接種を考えなければなりません。

 既に、諸外国では常識となっているワクチンの同時接種ですが、今後我が国でも普及するとはいえ、現時点ではまだ、同時接種を望まない保護者、医師もおります。もちろん、同時接種しなければならないということではなく、1回に1本のワクチン接種でもよいわけです。

 「日本小児科学会の予防接種の同時接種に対する考え方」です。ご参照下さい。

 同時接種にはいろんな組み合わせ方があります。いくつか案を提示してみました。この通りにしなければならないと言うわけではありません。また、すでに、三種混合を1回接種したとか、BCGを接種したとか、いろいろなケースがありますので、それぞれ予定を組みます。





 子宮頸がん、Hib・肺炎球菌の3ワクチンは、全額公費負担になりましたが、任意接種であることには変わりなく、接種するか否かの判断は保護者に任されています。

 子宮頸がん予防ワクチンは『子宮頸がんの予防』として、Hib・肺炎球菌ワクチンは『細菌性髄膜炎の予防』として、いずれも命を守るワクチンと位置づけられています。私は積極的にお勧めしています。

 以前、他院でHibワクチンを接種中のお母さんから、「Hibワクチンは本当に必要なのでしょうか?」と、聞かれたことがあります。お話を伺うと、細菌性髄膜炎について、殆どご理解していないようでした。

 なんのために接種するのか、よくわからないまま、医師に勧められたからと言って、接種されている場合もあるようです。無料だから接種する。とか、友達の子も接種するから接種する。というのではなく、命を守るワクチンということをよく理解してから接種しましょう。子宮頸がん予防ワクチン Hibワクチン 肺炎球菌ワクチンを、是非ご一読下さい。

 厚労省は、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンの接種の再開にあたり、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種の再開についてのQ&Aを作成しています。こちらもご参照下さい。