水痘(みずぼうそう)

 水疱を見つけたら、早めに受診しましょう。

 ワクチン接種で、予防しましょう。

 水を持った赤い発疹(水疱)が全身(特に皮膚の軟らかいところ)に出現します。水疱は、2〜3日でピークになり、5日〜1週間くらいで改善します。水疱は真ん中が少しへこんだ形をしてます。とても感染力が強いです。あやしいなと思ったら早めに受診しましょう。


◆ どんな症状なの、どんなことに注意するの

 はじめ、赤い発疹から始まり、次第に水疱となり、赤紫のかさぶた(かひ)になって治ります。あまり発熱は見られませんが、2〜3日でる事もあります。
 水疱はかゆみが強く、かきこわすとばい菌が皮膚にはいって化膿することがありますので、爪を短く切るようにしましょう。お風呂に入って強くこすると、やはりかきこわしますので、サッと汗を流す程度の入浴にしましょう。口の中にできると、すっぱいものや、塩辛いものは少ししみますので、さけた方がよいかもしれませんね。
 こどもは軽症が多いのですが、年令が進むにつれて重症となり、成人では入院が必要なこともよくあります。また、妊婦さんがかかると、赤ちゃんに異常が見られることがあります。(後述)


◆ どんな治療をするの

 水痘にはアシクロビル(商品名:ゾビラックス、ビクロックス、アストリック等)という特効薬があります。発疹が出てから、2日以内に内服すれば効果があります。通常5日間内服します。
 薬を飲んで効果が出るまで1日かかりますので、それまでは水疱が増えますし、熱が続くこともありますが、殆ど外来治療で治ります。3日以上熱が続く時は、必ず受診しましょう


◆ ワクチン接種回数は、2回 

 水痘ワクチンを接種すれば水痘に罹患しませんが、1回接種では不十分です。必ず2回接種しましょう。生後12ヶ月〜36ヶ月の間(1才の誕生日の前日から、3才の誕生日の前日まで)に2回接種します。


◆ 緊急時のワクチン接種は? 

 周囲の人が感染を防ぐには、感染の機会後3日以内にワクチンを接種すれば、60〜70%は発症を予防できるとされています。しかし、3日以内に水痘の子と接触したといっても、保育園などでは、既にそれ以前に他のお子さんから感染している場合が多く、緊急時のワクチン接種はそんなに効果が期待できません。ただ、潜伏期間は約2週間ですので、2週間後にどうしても休めないような予定があれば、接種して予防を試みても良いと思います。


◆ 赤ちゃんもかかるの

 お母さんが水痘にかかっていれば、普通は、生後4ヶ月くらいまではかかりません。それ以後の月例では感染します。しかし、4ヶ月以内でも感染することがありますので、赤い発疹を見つけたら早めに受診しましょう。
 また、1才前の水痘は十分免疫ができないこともあり、また罹ることもあります。


◆ 妊婦さんがかかると

 妊婦さんが水痘にかかると、風疹のように赤ちゃんに異常が見られることがあります。(先天性水痘症候群といいます。)

・妊娠2〜4ヶ月でかかると:赤ちゃんの発育が悪くなったり、眼の障害がみられたり、精神的な発達が遅れることがあります。
・妊娠5ヶ月以降にかかると:生まれた赤ちゃんが1才未満で帯状疱疹にかかることがあります。
・出産5日前〜出産2日後にかかると:生まれた赤ちゃんが肺炎を伴う重症な水痘にかかることがあります。

登園、登校はいつから、

水疱が全てかさぶた(かひ)になれば、登園、登校できます。きちんと薬を飲めば、5日くらいで良くなります。