2025年1月18日
年が明けても、インフルエンザは猛威を振るい続けています。今シーズンのA型はA(H1N1)pdm09が主流のようです。A香港(H3N2)ほど症状は強くはないものの、高熱、全身倦怠感などの症状が出ることに変わりはありません。コロナに翻弄された4年間があけたと思ったら、今度はインフルエンザです。最近は脳炎・脳症で重症になるお子さんを診ることは少なくなりましたが、今シーズンは少し増えきているようです。また、岩手県内でも鳥インフルエンザが発生しており、今後、人から人への感染が起きないか懸念されています。
インフルエンザに効く薬があるとは言え、いつ耐性ができて効かなくなるかもしれないという不安はあり、油断できません。一般的な感染予防はもちろんとして、自分自身の体調を整えることが大切です。疲れたと思ったら無理をしないで休むことです。特に睡眠を十分にとってください。栄養よりも睡眠です。十分な睡眠は免疫力を回復してくれます。
※ インフルエンザに関する情報はたくさんあります。ここでは、自分の経験をふまえ、現代の医療常識に基づいて、役に立つインフルエンザの知識を「インフルエンザ特集」としてまとめてみました。ただ、内容によっては、医師間でも統一した見解がないものもあります。その場合、できるだけ主流な考え方に沿って記述したつもりですが、絶対的なものではありません。したがって本文の内容につきましては、ご自身の判断で、ご利用下さるようにお願いいたします。