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 お誕生日おめでとうございます。お父さん、お母さんの言葉に応えてくれますか。「ちょうだい」とか「おいで」とか言うと、それなりの行動がみられるでしょ。

・1才では、伝い歩きができれば十分です。だいたい1才2か月頃には一人で歩けるようになります。遅くとも1才4か月頃には歩けるようになりますので、この月齢でも歩けないときは相談してください。

 1才を過ぎたら

 これからは、言葉と心の成長期です。言葉の発達を促すため、いつでも、どこでも話しかけましょう。お話をするをときは言葉だけでなく、身振り、手振りのようなジェスチャーを交えると効果的です。また、お子さんの質問には、どんなに忙しくても、うれしい顔をして答えましょう。

・絵本を読んであげましょう。1ページに物と名前が一つずつ書いてあるのがよいと言われます。本を読みながらお子さんと一緒にお話しましょう。

・遊ぶと言うことは、高度な発育を意味します。おもちゃを与える時は、その遊び方を教えてあげましょう。どんどん手を使って遊ばせて下さい。また、まねをするような行動は、どんどんさせましょう。ママゴト、鬼ごっこ、ボール遊び、一緒に行動して下さい。

・少し食事が進まなくなる時期です。無理に食べさせなくてもよいです。ただ食事の時間はきちっと守り、時間がきたら片づけましょう。あまり食べないからと言って、ジュースやお菓子の与えすぎはいけません。甘いものの食べ過ぎは血糖値を上げ食欲を減退させます。

・この時期は第2の誤飲事故注意時期です。ピーナッツ、ポップコーン、チューインガムなどは窒息のおそれがありますので与えないようにしましょう。

・次は、1才6か月健診でお会いしましょう。